古墳(こふん)というと、奈良県(ならけん)や大阪府に多い、といったイメージをもっていませんか?実は京都府(きょうとふ)には、13000基(き)以上の古墳(こふん)があるのです。これは、47都道府県(とどうふけん)のなかで3番目の数です。また、日本海側にある3つのおおきな古墳(こふん)、蛭子山古墳(えびすやまこふん/145m)、網野銚子山古墳(あみのちょうしやまこふん)、神明山古墳(しんめいやまこふん/190m)は、「日本海三大古墳(こふん)」とよばれています。
中でも最も大きな網野銚子山古墳(あみのちょうしやまこふん)は、なんと、全長およそ200m! 一見すると大きな山のようにも見えるこの古墳(こふん)は、日本海に面した「海の古墳(こふん)」でした。いまでも、古墳(こふん)の上から日本海がよくみえます。船でここにやってきた人たちは、巨大な古墳(こふん)の姿(すがた)に驚(おどろ)いたことでしょう。網野銚子山古墳(あみのちょうしやまこふん)には、1600年も前に、日本海で活躍(かつやく)した人が眠っているのかもしれません。
写真提供:京丹後市教育委員会
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空から見た古墳
龍が描かれた線刻埴輪
円筒埴輪