由良川(ゆらがわ)を見下ろす小高い山にきずかれた古墳(こふん)です。古墳(こふん)は、直径70mの円墳(えんぷん)で、円墳(えんぷん)としては京都府(きょうとふ)内で最大(さいだい)の大きさです。墳丘(ふんきゅう)の高さは10mで、河原石(かわらいし)のふき石を敷(し)きつめた墳丘(ふんきゅう)は、輝(かがや)いて見えたことでしょう。
古墳(こふん)は、3人が葬(ほうむ)られていました。そのうち、2つの木棺(もっかん)やそのまわりからは、甲(よろい)や冑(かぶと)、刀(かたな)などの武器(ぶき)、銅鏡(どうきょう)・玉類などがたくさんみつかっており、由良川(ゆらがわ)の中流域(ちゅうりゅういき)を支配(しはい)した人の墓(はか)と考えられています。2人の関係は分かっていませんが、もしかすると親子や兄弟だったのかもしれません。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ
空から見た古墳
甲(よろい)や冑(かぶと)を復元
出土品
現在の様子 | 現在は、私市円山古墳公園として整備されています |
---|