京都府

平安京

へいあんきょう

所在地京都府京都市の中心部 ※地図は「朱雀大路跡銘板」を示す外部リンクGooglemap

主な時代平安時代

平安京は794年にできた日本の古代の首都です。東西約4.5km、南北約5.2kmの広さの大きな都市でした。どれくらいの人が住んでいたかはよくわかりませんが、だいたい7万人から10万人くらいではなかったかと考えられています。現在の京都の道路にも、平安京の道路を引き継いでいるものがたくさんあります。京都の中心部の道路は東西か南北の一直線で、斜めに走っているものは少ないのですが、これは平安京の道路がそのようになっていたことによります。京都の地下には、深さ数十cmから2mくらいのところに平安京の遺跡が眠っており、発掘調査によってそれがどんどん出てきます。ただ、平安京跡は大都市である京都市に完全に重なっていますので、広い面積で発掘をしたり、遺跡を保存して公園にしていくといったことがなかなかむつかしいという悩みを抱えています。それでも、平安時代の天皇の住まいであった「内裏(だいり)」の周囲を取り囲む廊下の跡(平安宮内裏内郭廻廊跡)や、天皇や貴族たちが大きな宴会を行う施設(平安宮豊楽殿跡)、平安京の南端にあった西寺(さいじ)という大きなお寺の跡などが、国の史跡に指定されて見学することができます。また、京都の町の中を歩きますと、いろいろなところに平安京の史跡を示す石碑や説明板が立てられています。それから、京都市平安京創生館には平安京の大きな復元模型が展示されていますので、これもぜひ見てください。

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