遠くに伊勢(いせ)湾がみえる丘(おか)の上につくられた、全長111mの三重県(みえけん)で4番目に大きい前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。古墳(こふん)全体がふき石とよばれる石でおおわれ、円筒埴輪(えんとうはにわ)がまわりをかこんでいます。この前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)には、墳丘(ふんきゅう)から通路(つうろ)でつながる方形の造出(つくりだし)とよばれる場所が付いています。そのまわりからは、船の形をした埴輪(はにわ)をはじめ、家の形をした埴輪(はにわ)や盾(たて)の形をした埴輪(はにわ)、水を流す施設(しせつ)を表現した埴輪(はにわ)、ヨロイを表現した埴輪(はにわ)、壺(つぼ)の形をした埴輪(はにわ)など、多くの埴輪(はにわ)が出土(しゅつど)しています。なかでも船形埴輪(ふながたはにわ)は、高さでは日本最大の大きさで、船の上に大刀(たち)や傘(かさ)などを立ててかざられています。
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