美旗駅(みはたえき)のまわりに広がる、前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)と帆立貝形古墳(ほたてがいがたこふん)、円墳(えんぷん)、方墳(ほうふん)からなる古墳群(こふんぐん)です。
古墳時代中期(こふんじだいちゅうき)の初めにつくられた全長90mの殿塚古墳(とのづかこふん)から後期(こうき)の初めごろまで、一世代(せだい)に一つずつ、前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)や帆立貝形古墳(ほたてがいがたこふん)がつくられ、最後は大きな石材で組まれた横に入る横穴式石室(よこあなしきせきしつ)をもった後期(こうき)の円墳(えんぷん)の赤井塚古墳(あかいづかこふん)で終わります。この古墳群(こふんぐん)のなかで最大(さいだい)の古墳(こふん)は、美旗駅前(みはたえきまえ)にある馬塚古墳(うまづかこふん)で、三重県(みえけん)で2番目に大きい全長142mの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。空からとった写真を見ると、線路(せんろ)ぞいに大きな古墳(こふん)が並ぶ様子はみごとなもので、三重県(みえけん)を代表する古墳群(こふんぐん)といえるでしょう。
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