三重県

高倉山古墳

たかくらやまこふん

所在地三重県伊勢市豊川町外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

伊勢神宮(いせじんぐう)の外宮(げぐう)の南側にある、標高(ひょうこう)116mの高倉山(たかくらやま)の山頂につくられた直径約40mの円墳(えんぷん)で、東海地方(とうかいちほう)でいちばん大きく、日本でもトップクラスの大きな横穴式石室(よこあなしきせきしつ)があります。横穴式石室(よこあなしきせきしつ)は、遺体(いたい)をおく部屋と、そこへつづく通路からなりますが、高倉山古墳(こふん)では両方をあわせた全長が18.5m、遺体(いたい)をおく部屋の長さは9.6m、幅(はば)3.3m、高さ4.4mもあり、遺体(いたい)をおく部屋の面積は、大きい石室(せきしつ)で有名な奈良県(ならけん)明日香村(あすかむら)の石舞台古墳(いしぶたいこふん)とならぶほどの大きさです。石室(せきしつ)は、鎌倉時代(かまくらじだい)には開いており、伊勢神宮(いせじんぐう)の信仰(しんこう)に関係して、多くの人々が出入りし、副葬品(ふくそうひん)も多くが盗(ぬす)まれていました。しかし、それでも表面にうすく金をはった馬具(ばぐ)の一部や、装飾(そうしょく)豊かな大刀(たち)の付属品(ふぞくひん)など、豪華(ごうか)な副葬品(ふくそうひん)をもっていたことが明らかになっています。伊勢神宮(いせじんぐう)に関係する有力者(ゆうりょくしゃ)の墓(はか)と考えられています。

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  • 遠景(高倉山の1番高い所が古墳)

    遠景(高倉山の1番高い所が古墳)

  • 出土した鉄刀

    出土した鉄刀

  • 石室までの長い通路

    石室までの長い通路

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