奈良県

南郷遺跡群

なんごういせきぐん

所在地奈良県御所市大字南郷           ※マップは特定できません外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

大和盆地(やまとぼんち)の西南部、金剛山(こうごうさん)や葛城山(かつらぎさん)のふもとにある南郷遺跡群(なんごういせきぐん)は、古墳時代中期(こふんじだいちゅうき)、大王(おおきみ)を支えた豪族(ごうぞく)である葛城氏(かつらぎし)がつくったムラだと考えられています。
この遺跡(いせき)からは、鉄器(てっき)を作る工房(こうぼう)、(ほり)にかこまれた大型のほったて柱建物や、水の祭りをおこなう建物などがみつかっており、そこでは当時最新(さいしん)の知識(ちしき)や技術(ぎじゅつ)が使われています。朝鮮半島(ちょうせんはんとう)でも活躍(かつやく)したとされる葛城氏(かつらぎし)を支えたのは、それらの知識(ちしき)や技術(ぎじゅつ)を日本列島に伝えた渡来人(とらいじん)たちだったと考えられています。
この遺跡(いせき)の東側には、全長238mの室宮山古墳(むろみやまこふん)や、700以上の古墳(こふん)がつくられた巨勢山古墳群(こせやまこふんぐん)があります。葛城氏(かつらぎし)のリーダーや渡来人(とらいじん)たちなどが葬(ほうむ)られた場所とみられています。

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  • 空からの眺め

    空からの眺め

  • 全景(復元イラスト)

    全景(復元イラスト)

  • 宮山古墳から出土した家形埴輪(入母屋造り)

    宮山古墳から出土した家形埴輪(入母屋造り)

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