奈良県

東大寺

とうだいじ

所在地奈良県奈良市雑司町406-1外部リンクGooglemap

主な時代奈良時代

東大寺(とうだいじ)は平城京(へいじょうきょう)の東の山のふもとにあり、聖武天皇(しょうむてんのう)が建(た)ててから1200年以上の歴史(れきし)をもつ寺です。有名(ゆうめい)な大仏(だいぶつ)「大仏殿(だいぶつでん)」は、木でつくった建物(たてもの)としては 世界でいちばんというほどの大きさです。ほかにも、たくさんの仏像(ぶつぞう)や古い建物(たてもの)があります。
また、毎年2月から3月にかけておこなわれる通称(つうしょう)「お水取り」とよばれる「修二会(しゅにえ)」は、奈良時代(ならじだい)から一度もとぎれることなく続(つづ)く行事(ぎょうじ)で、2021年で1270回目を数えます。
しかし、長い歴史(れきし)のなかで、戦(いくさ)や火事(かじ)で失(うしな)われた建物(たてもの)もあります。発掘調査(はっくつちょうさ)によって、大仏殿(だいぶつでん)の両側(りょうがわ)に七重塔(ななじゅうのとう)が建(た)っていたことがわかっていますが、いまはどちらもありません。奈良時代(ならじだい)にあった 塔(とう)と、塔(とう)をかこんでいた廻廊(かいろう)やほかの建物(たてもの)についても、発掘調査(はっくつちょうさ)でいろいろなことがわかってきました。
昔から伝わる建物(たてもの)や品物(しなもの)など形のあるものと、しきたりや行事(ぎょうじ)、儀式(ぎしき)などの形のないものの両方を大切にしている東大寺(とうだいじ)をおとずれて、多くの人が大切に守ってきたもの、これからも守っていこうとしているものを見てみてください。
(写真提供:華厳宗大本山 東大寺)

青文字の用語の解説は、用語集ページ

  • 東塔の発掘調査のようす(右手前)

    東塔の発掘調査のようす(右手前)

  • 東大寺大仏(廬舎那仏像)         撮影:三好和義

    東大寺大仏(廬舎那仏像)         撮影:三好和義

  • 二月堂「修二会(しゅにえ)」お松明     撮影:三好和義

    二月堂「修二会(しゅにえ)」お松明     撮影:三好和義

戻る
error: コンテンツは保護されています
ページトップへ戻る