6世紀ころの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。墳丘(ふんきゅう)の長さは181mで、同じころの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)では全国で最大の大きさです。過去(かこ)の地震(じしん)で、墳丘(ふんきゅう)や埋葬施設(まいそうしせつ)は大きくくずれています。古墳(こふん)のまわりには二重(にじゅう)の濠(ほり)と堤(つつみ)があり、堤(つつみ)の外側にはり出した部分では、200個ものさまざまな形をした埴輪(はにわ)がみつかりました。ここでは、大小の建物の埴輪(はにわ)を中心に、武人(ぶじん)、巫女(みこ)、力士(りきし)などの人物や、馬や牛、水鳥といった動物、刀や盾(たて)、よろいかぶとなどの形につくった埴輪(はにわ)をならべて、古墳(こふん)に葬(ほうむ)られた人物に関わる儀式(ぎしき)の場面が表されているようです。
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真上から見た遺跡(いせき)
人物埴輪 (左から鷹飼人、巫女、力士、武人)
祭りのようすを復元(ふくげん)
現在の様子 | 現在は、近くの「今城塚古代歴史館」で埴輪(はにわ)や石棺(せっかん)などの出土品(しゅつどひん)をみることができます |
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