丘の上に直径20m前後の小さな古墳(こふん)が250基(き)以上集まっています。ほとんどの古墳(こふん)は横穴式石室(よこあなしきせきしつ)をもち、石棺(せっかん)や木棺(もっかん)がおさめられていました。副葬品(ふくそうひん)に、朝鮮半島(ちょうせんはんとう)と関わりのあるアクセサリーやミニチュアのカマドなどが多くあることから、古墳時代(こふんじだい)に中国や朝鮮半島(ちょうせんはんとう)から日本列島に渡って来た人たちが多く埋葬(まいそう)されていると考えられています。古墳群(こふんぐん)がつくられた時期は6世紀から7世紀で、日本列島(れっとう)に国(くに)ができていく時期にあたります。一須賀古墳群(いちすかこふんぐん)に葬(ほうむ)られた人たちは、最新の知識や技術(ぎじゅつ)で日本の国づくりに活躍(かつやく)したと考えられています。
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全景
出土した土器(どき)
石室の入口
現在の様子 | 現在は、史跡公園「近つ飛鳥風土記の丘」として整備(せいび)され、保存(ほぞん)された約40基(き)の古墳(こふん)を見学することができます。また、出土品(しゅつどひん)は、敷地内(しきちない)にある博物館でみることができます。 |
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