荒神山古墳(こうじんやまこふん)は、琵琶湖(びわこ)の岸に近くにそびえる荒神山(標高/ひょうこう284m)の山頂(さんちょう)から北の琵琶湖(びわこがわ)側へ下った尾根(おね)のてっぺんにつくられた前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。こういう場所に古墳(こふん)がつくられていることから、古墳(こふん)に埋葬(まいそう)された首長(しゅちょう)は、琵琶湖(びわこ)の水上交通を支配していた人物であると考えられます。
墳丘(ふんきゅう)の全長は124mで、近江八幡市(おうみはちまんし)の瓢箪山古墳(ひょうたんやまこふん)につぐ、滋賀県(しがけん)第2の大きさです。墳丘(ふんきゅう)には埴輪(はにわ)をならべて、墳丘(ふんきゅう)のしゃ面はふき石でおおわれていました。墳丘(ふんきゅう)のつくり方や出土(しゅつど)した埴輪(はにわ)から、この古墳(こふん)は、3世紀なかごろにつくられたと考えられます。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ
荒神山古墳と湖東平野
ふき石でおおわれた墳丘の斜面
ふき石
現在の様子 | 現地は、標高(ひょうこう)284mの荒神山(こうじんやま)の山頂(さんちょう)に位置する荒神山神社(こうじんやまじんじゃ)から北側(きたがわ)の、琵琶湖側(びわこがわ)に100mほどくだった尾根(おね)の頂部(いただきぶ)にあります |
---|