日本で始めて米を作り始めた遺跡(いせき)です。田んぼがみつかっており、当時の人の足跡(あしあと)もみつかっています。田んぼをたがやすために使ったクワや、実ったイネから米をつむための石包丁(いしぼうちょう)とよばれる道具が見つかっています。水を田んぼに引くための水路には堰(せき)もそなわっていたことから、当時から現在にもつながる技術(ぎじゅつ)を使っていたことがわかります。田んぼをつくった人々が住んだと考えられる住居(じゅうきょ)は深い濠(ほり)でかこまれています。できた米を保存(ほぞん)している穴(あな)も、濠(ほり)の中からみつかっていることから、動物や敵(てき)から守るために濠(ほり)の中に住居(じゅうきょ)を作っていたのでしょう。
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