宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)の中にある古墳(こふん)で、今から1,400年位前に作られた直径34mの円墳(えんぷん)です。横穴式石室(よこあなしきせきしつ)の内部は、5メートルをこえるような大きな石を組み合わせてつくられており、石室(せきしつ)全体の長さが23メートルにもなります。クレーン車もない時代に、一つ一つの石を組み上げた当時の人々の苦労が伝わってきます。石室(せきしつ)の中からは、馬につけるかざりや金色にかがやくさやに入った刀、緑にかがやく玉や、当時は国内では作っておらず、シルクロードをわたってきたと考えられるガラス板などが見つかっており、国宝(こくほう)となっています。
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古墳のようす
宝冠/国宝
金銅製壷鐙/国宝