鹿児島県

栫ノ原遺跡

かこいのはらいせき

所在地鹿児島県南さつま市加世田村原5丁目2外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代草創期

縄文時代(じょうもんじだい)のいちばん初め、草創期(そうそうき)の土器(どき)の破片(はへん)が2,041点も出土(しゅつど)しました。この遺跡(いせき)から出土(しゅつど)した丸ノミ形の石斧(いしおの)は、丸木舟(まるきぶね)をくりぬくための石器(せっき)と考えられていて、この遺跡(いせき)の名前から、「栫ノ原型石斧(かこいのはらがたせきふ)」ともよばれています。また、この時期の南九州で流行した、舟形配石炉(ふながたはいせきろ)とよばれる炉(ろ)の跡(あと)が4か所、イノシシなどの肉を燻製(くんせい)にするための施設が8か所みつかっています。その他にも、石蒸(いしむ)し料理などを行ったと言われる集石(しゅうせき)も15以上みつかっていて、この頃の南九州の縄文人(じょうもんじん)の調理場やムラの様子を学ぶことができる遺跡(いせき)です。

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