鹿児島県

上野原遺跡

うえのはらいせき

所在地鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森1-1外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代早期~前期

上野原遺跡(うえのはらいせき)は、標高(ひょうこう)250mのシラス台地の上にいとなまれた約9,500年前のムラです。また、約7,500年前の祭り用につくられた土器群(どきぐん)はとても美しいもので、この時期の南九州を代表する遺跡(いせき)といえます。このムラでは、浅い谷にそってのびる2筋の道ぞいに、住居(たて穴建物)の跡(あと)52、集石遺構(しゅうせきいこう)39,土坑(どこう)約260,煙道付き炉穴(えんどうつきろあな)16が、いくつかのまとまりをもってみつかっています。住居(たて穴建物)の跡(あと)からは、土器(どき)や磨製石斧(ませいせきふ)・石皿(いしざら)・すり石などが出土(しゅつど)し、縄文時代(じょうもんじだい)に使われた主な道具がほぼすべて出土(しゅつど)しています。また、祭りや儀式に使う美しい(つぼ)は、いちばん高い場所に2つならべて、地面に埋(う)められていました。そのまわりからは、土偶(どぐう)や変わった形の石器(せっき)、耳かざりなどが出土(しゅつど)し、いくつもの石斧(いしおの)や壺(つぼ)・鉢(はち)などの土器(どき)を地面に埋(う)めた場所もみつかっています。ここは、祭りや儀礼(ぎれい)をするマジカルな場所だったのでしょう。これらの676にのぼる出土品は国の重要文化財(じゅうようぶんかざい)に指定されています。

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