鹿児島県

王子遺跡

おうじいせき

所在地鹿児島県鹿屋市王子町3966番地外部リンクGooglemap

主な時代弥生時代中期

王子遺跡(いせき)は、弥生時代(やよいじだい)の中頃のムラと考えられています。遺跡(いせき)のまわりには、シラス台地とよばれる火山灰がつもった台地が広がっています。このムラからは、住居(たて穴建物)27軒(けん)、ほったて柱建物14棟(とう)がみつかっており、ほったて柱建物のうちの6棟(とう)は、棟持柱(むなもちばしら)をもつ特別な建物でした。この遺跡(いせき)では、住居(たて穴建物)5~6軒(けん)と棟持柱(むなもちばしら)をもつほったて柱建物、ふつうのほったて柱建物がセットとなっていました。また、住居(たて穴建物)では、ベッドのような高い場所がみつかり、古代の人がどのように眠りについたのかを想像させるものでした。そのほか、ヤリガンナなどの鉄器(てっき)や叩き石(たたきいし)、砥石(といし)などの石器(せっき)もみつかっています。このように王子遺跡(おうじいせき)は、当時のムラの様子を知る上で重要(じゅうよう)な遺跡(いせき)です。

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