熊本県

中通古墳群

なかどおりこふんぐん

所在地熊本県阿蘇市一の宮町中通外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

中通古墳群(なかどおりこふんぐん)は、阿蘇(あそ)カルデラの中に築かれた古墳(こふん)たちです。大きな順に、長目塚古墳(ながめづかこふん)は112m、上鞍掛塚A号古墳(かみくらかけづかAごうこふん)は64mの前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)、勝負塚古墳(しょうぶづかこふん)は59m、車塚A号古墳(くるまづかえいごうこふん)は47mの円墳(えんぷん)で、合計14以上の古墳(こふん)がありました。
長目塚(ながめづか)は、1949年に川の改修(かいしゅう)工事のために前方部が削(けず)られました。このとき、阿蘇神社(あそじんじゃ)や青年団(せいねんだん)、そして考古学者(こうこがくしゃ)が協力して、発掘調査(はっくつちょうさ)をしました。これが、熊本県(くまもとけん)で開発事業(かいはつじぎょう)にともなう発掘調査(はっくつちょうさ)の第1号となりました。削(けず)られることとなった前方部には石室(せきしつ)がもうけられ、30代の女性が葬(ほうむ)られていました。石室(せきしつ)内をまっ赤なベンガラでいろどり、まが玉くだ玉(ネックレスとブレスレット)を身につけた女性。その胸は、さらに鮮(あざ)やかな朱(しゅ)でかざられ、脇(わき)には銅鏡(どうきょう)・鉄の刀、足元には鉄のやじりの束(たば)がそえてあろました。

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