宮崎県

下那珂遺跡

しもなかいせき

所在地宮崎県宮崎市佐土原町下那珂外部リンクGooglemap

主な時代弥生時代

県の中央部の、宮崎平野(みやざきへいや)北部を見渡すことができる台地(だいち)の上で発見された弥生時代(やよいじだい)のムラです。弥生時代(やよいじだい)の終わりごろの住居(たて穴建物)の跡が120軒(けん)もみつかっています。これらの住居跡(じゅうきょあと)は、いくつもが重なりあっていて、人々がひんぱんに家を建てかえながら住んでいたことがわかります。
遺跡(いせき)からは、「飛ぶ鳥」とも「竜(りゅう)」ともいわれる絵を描(えが)いた、南部九州を代表する絵画土器(かいがどき)がみつかっています。ほかには、とてもたくさんの石庖丁(いしぼうちょう)が出土したことや、宮崎県(みやざきけん)では弥生時代(やよいじだい)の出土例が3例しかない破鏡(はきょう)がみつかっているのが特徴(とくちょう)です。土器(どき)の中には、瀬戸内(せとうち)地域(ちいき)や近畿(きんき)地方の特徴(とくちょう)をもつものがあるので、このような外の地域(ちいき)の人々と交流(こうりゅう)のあったムラだったと思われます。

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  •     遠景

      遠景

  •    絵画土器「飛ぶ鳥」    ※宮崎県立西都原考古学物館 蔵

       絵画土器「飛ぶ鳥」    ※宮崎県立西都原考古学物館 蔵

  • 破鏡(はきょう)

    破鏡(はきょう)

現在の様子現在は、宮崎県総合農場試験場(みやざきけんそうごうのうじょうしけんじょう)の造成(ぞうせい)のためにけずりとられ、見学できません
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