古墳時代(こふんじだい)の南九州に特有の墓(はか)とされる地下式横穴墓(ちかしきよこあなぼ)が密集(みっしゅう)する加久藤盆地(かくとうぼんち)のなかで、最大規模(さいだいきぼ)の墓地(ぼち)であり、およそ1000基(き)の地下式横穴墓(ちかしきよこあなぼ)が存在すると考えられています。これまでの発掘調査(はっくつちょうさ)で、人骨(じんこつ)の他にさまざまな副葬品(ふくそうひん)が出土していますが、刀剣(とうけん)・矢じりなどの武器(ぶき)や、よろい・かぶとが多く、鉄製の農具(のうぐ)や土器(どき)は少ないという特徴(とくちょう)があります。2015年には、これまでに見られなかったほどたくさんの副葬品(ふくそうひん)をもつ139号墓が発見されるなど、大きな話題となりました。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ
近景(北東より)
3~ 132 号墓の代表的な出土遺物【重要文化財】
短甲(よろい)5点と冑(かぶと)3点【重要文化財】
現在の様子 | 現在は、一部の遺構(いこう)は保存(ほぞん)され、見ることができますが、大部分は調査後(ちょうさご)に埋(う)め戻(もど)されています |
---|