宮崎県

下村窯跡群

したむらようせきぐん

所在地宮崎県宮崎市佐土原町東上那珂外部リンクGooglemap

主な時代奈良時代~平安時代

下村窯跡群は、宮崎市佐土原町の一ツ瀬川右岸に広がる佐土原丘陵上に立地し、一ツ瀬川流域から宮崎平野部へ抜ける丘陵間の狭い谷部を見下ろす位置にあります。この谷部には、古代の官道が通っていたものと推定されていますが、概ね現在の宮崎市と西都市を結ぶ国道219号線と重複していると考えられます。発掘調査では、奈良時代から平安時代にかけての10基の窯跡が発見されました。窯の構造は、堆積粘土層を掘り込み、天井部を本体にかぶせた半地下式窯と呼ばれるものです。瓦と須恵器を同時に生産した瓦陶兼窯で、須恵器の主要な器種は、埦、坏、長胴壷、甕などです。瓦は縄目タタキをもち、西都市にある日向国府や日向国分寺に供給されていたことが分かりました。

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現在の様子遺跡(いせき)は、ゴルフ場造成(ぞうせい)によって消滅(しょうめつ)したため、見学できません
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