長崎県

曲崎古墳群

まがりざきこふんぐん

所在地長崎県長崎市牧島町外部リンクGooglemap

主な時代古墳時代

橘湾(たちばなわん)にうかぶ牧島の岬(まきしまのみさき)の先端(せんたん)にある積石塚(つみいしづか)の古墳群(こふんぐん)です。古墳(こふん)は、まるい礫(れき)でできた丘(おか)の上にあり100基(き)をこえる墳墓(ふんぼ)があると考えられています。埋葬施設(まいそうしせつ)は、たて穴式石室(たてあなしきせきしつ)、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)、小石室(しょうせきしつ)などあり、いずれも低い墳丘(ふんきゅう)でおおわれています。古墳(こふん)から出土(しゅつど)した須恵器(すえき)の年代から、この古墳群(こふんぐん)は6世紀後半ごろに作られたと考えられます。長崎県(ながさきけん)では、こうした群集墳(ぐんしゅうふん)は少なく、遺跡(いせき)がつくられた場所から見て、橘湾一帯(たちばなわんいったい)で海上交通を中心に活躍(かつやく)した人々の墓地群(ぼちぐん)と考えられます。

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  • 遺跡の近景

    遺跡の近景

  • 石室検出

    石室検出

  •   出土した土器

      出土した土器

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