大分県

下郡遺跡

しもごおりいせき

所在地大分県大分市下郡外部リンクGooglemap

主な時代弥生時代

大分川(おおいたがわ)の河口(かこう)の近くにある、縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)から弥生時代(やよいじだい)に続くムラと、奈良時代(ならじだい)から平安時代(へいあんじだい)の役所の跡(あと)です。とくに、弥生時代中期(やよいじだいちゅうき)、弥生時代後期(やよいじだいこうき)に、大きなムラがつくられていたことがわかっています。
ムラの横を流れていた弥生時代中期(やよいじだいちゅうき)の川の跡(あと)からは、土器(どき)や木製(もくせい)の鍬(くわ)や鋤(すき)などの農具が数多く出土(しゅつど)しました。さらに、全国で初めて、ブタの頭の骨(ほね)が発見され、弥生時代(やよいじだい)にブタを飼(か)っていたことを示す例として注目されました。弥生時代後期(やよいじだいこうき)には、ムラのまわりを大きな濠(ほり)でかこんだ大きな環濠集落(かんごうしゅうらく)がつくられます。巨大な濠(ほり)や多くの住居(たてあな建物)の跡(あと)などが発見されており、大分平野(おおいたへいや)の中心となるムラであったと考えられています。奈良時代(ならじだい)には、大きな建物の跡(あと)や道路の跡(あと)が発見されており、当時の郡(ぐん)の役所の跡(あと)と考えられています。

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  • 環濠

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  • ブタ頭骨

    ブタ頭骨

  • 環豪

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