11基(き)の古墳(こふん)からなる西山古墳群(にしやまこふんぐん)の中の1つで、竹田津港(たけたつこう)を見おろす丘(おか)の上にあります。古墳(こふん)は、直径10mから13mほどの円墳(えんぷん)で、まわりに幅(はば)3mくらいの濠(ほり)があります。遺体(いたい)をおさめた横穴式石室(よこあなしきせきしつ)は、全長8.5mで、石室(せきしつ)の壁(かべ)には、樹木(じゅもく)、木ノ葉、舟、人物、鳥などの絵が、クギのような道具で線をほってえがかれています。須恵器(すえき)や鉄の矢じりなどが出土(しゅつど)しており、古墳時代後期(こふんじだいこうき)につくられたと考えられています。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ
近景
壁には船の絵が描かれている
石室内部のようす
現在の様子 | 現在は、墳丘(ふんきゅう)は復元(ふくげん)され、古墳(こふん)からの出土品(しゅつど)は、「国見ふるさと展示館」に展示(てんじ)されています |
---|