沖縄県

サキタリ洞遺跡

さきたりどういせき

所在地沖縄県南城市玉城字前川202番地外部リンクGooglemap

主な時代旧石器時代~縄文時代

サキタリ洞遺跡(さきたりどういせき)は、東西に2つの入り口をもつ大ホール型の洞穴(どうけつ)で、2009年から発掘調査(はっくつちょうさ)がおこなわれています。サキタリ洞遺跡(さきたりどういせき)の大きな特徴(とくちょう)は、約40,000年前から20世紀(第二次世界大戦前)までの各時代の土の層(そう)が積み重なった状態でみつかったことです。そのため、長い時代にわたって生活の変化の様子がわかります。また、石灰岩(せっかいがん)の洞穴(どうけつ)であるため、骨(ほね)や貝など、ふつうの遺跡(いせき)ではくさって残りにくいものが、よく残っていました。特に、旧石器時代(きゅうせっきじだい)の人骨(じんこつ)や、約23,000年前の巻貝(まきがい)で作った世界で一番古いつり針など、貝がらで作った道具の発見は、大きな話題となりました。旧石器時代(きゅうせっきじだい)の地層(ちそう)からは、ほかにもモクズガニやカワニナなどの川の生き物の遺体(いたい)が多く出土(しゅつど)したほか、ウナギやアイゴなどの魚の骨(ほね)も発見されており、旧石器人(きゅうせっきじん)がこうした魚や貝などを利用していたことが明らかになりました。

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  • 近景

    近景

  • 遺跡の内部(カフェ)

    遺跡の内部(カフェ)

  • 発掘調査のようす

    発掘調査のようす

現在の様子現在、遺跡(いせき)が残る洞穴は、カフェとして利用(りよう)されています
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