木綿原遺跡(もめんばるいせき)は、沖縄島の西海岸の砂丘(さきゅう)にあり、遺跡(いせき)の前には広大(こうだい)で豊かな海が広がっています。発掘調査(はっくつちょうさ)により、沖縄(おきなわ)では初めて弥生時代(やよいじだい)と同じ頃の箱式石棺墓(はこしきせっかんぼ)がみつかりました。このあたりからは、九州などで作られた弥生時代(やよいじだい)の土器(どき)が多く出土(しゅつど)していることから、海をこえた九州地方との交流を考えることができます。また、当時の墓(はか)の形や葬(ほうむ)り方(かた)を知るとともに、死者に対する考え方を想像(そうぞう)することができます。
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箱式石棺墓のようす
第5号石棺墓検出状況
9 号人骨複顔模型
現在の様子 | 現在は、原野(げんや)の状態で保存(ほぞん)されており、見学は自由です。標柱(ひょうちゅう)と案内板が設置(せっち)されています |
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