伊江島(いえじま)の南海岸の、標高(ひょうこう)約10mの砂丘にある、縄文時代前期(じょうもんじだいぜんき)から弥生時代後期(やよいじだいこうき)までと同じころの貝塚(かいづか)です。多くの石器(せっき)や土器(どき)、貝や動物の骨(ほね)が出土(しゅつど)していますが、中でも九州の弥生土器(やよいどき)や、ガラスのビーズ、うで輪の材料となるイモガイなどが出土(しゅつど)していることにより、九州とさかんに交流(こうりゅう)していたことを示しています。その下の層(そう)からは、縄文時代(じょうもんじだい)後・晩期の九州の土器(どき)、さらに一番下の層(そう)からは、縄文時代前期(じょうもんじだいぜんき)の九州の土器(どき)がみつかっています。そのほか、たしかな時期はわかりませんが、古代のものと考えられる墓(はか)もみつかっています。
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近景
イモガイ集積遺構のようす
発掘調査のようす
現在の様子 | 現在は、原野(げんや)の状態で保存(ほぞん)されており、標柱(ひょうちゅう)と案内板が設置(せっち)されています |
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