佐賀平野東部にある弥生時代(やよいじだい)の遺跡(いせき)です。工業団地をつくる工事にともない、30万㎡という広い範囲の発掘調査(はっくつちょうさ)が行われ、国内で一番大きな環濠集落(かんごうしゅうらく)や3000以上の甕棺墓(かめかんぼ)群、大きな墳丘墓(ふんきゅうぼ)などが発見され、それまでの弥生時代(やよいじだい)についての考え方を改める遺跡(いせき)として、大きな注目を集めました。小さな「ムラ」から大きな「クニ」への発展(はってん)していく様子や、武器で傷ついた人骨(じんこつ)から戦いの様子がわかりました。また、力をもつ人ともたない人の差や首長(しゅちょう)の出現、朝鮮半島(ちょうせんはんとう)や中国大陸と交流があったこと、大きなムラのあり方など、弥生時代(やよいじだい)の研究に重要な情報を提供しています。
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発掘風景
復元集落
有柄銅剣とガラス管玉
現在の様子 | 現在は、歴史公園として整備(せいび)され、117haの大きな敷地(しきち)に100棟の復元(ふくげん)建物が建てられています |
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