高見I遺跡(たかみいちいせき)は、中山川(なかやまがわ)の上流の、標高(ひょうこう)約300mの山の上にあります。発掘調査(はっくつちょうさ)で、2万~3万年前の旧石器時代(きゅうせっきじだい)の石器(せっき)が5000点をこえて出土(しゅつど)しました。
これらの石器(せっき)は、3万年前に鹿児島の火山が噴火(ふんか)した時のAT火山灰(かざんばいい)が積もった層(そう)の上と下から出土(しゅつど)しているので、おおよその年代がわかります。出土(しゅつど)した石器(せっき)は、ナイフ形石器(せっき)、スクレイパーなどの製品のほか、石核(せっかく)や剥片(はくへん)など、石器づくりのための石材もあり、ここで石器がつくられていたことがわかります。
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高見Ⅰ遺跡AT上位出土石器群
高見Ⅰ遺跡出土石器
高見Ⅰ遺跡航空写真
現在の様子 | 現在は、高速道路になっているため、見学できません |
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