香川県

小蔦島貝塚遺跡

こつたじまかいづかいせき

所在地香川県三豊市仁尾町仁尾外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

香川県(かがわけん)の西北、仁尾(にお)港の沖合約1kmの小蔦島(こつたじま)にある遺跡(いせき)です。島の山頂の北部に、縄文時代早期中頃(じょうもんじだいそうきなかごろ)の貝塚(かいづか)があります。貝塚(かいづか)からは、さまざまな貝(ハマグリ、ハイガイ、マガキ、ツメタガイ、オキシジミ、ウミニナ、ニシ、シオフキなど)、動物の骨(シカ、イノシシなど)、土器(どき)、石器(せっき)、矢じり、槍先(やりさき)、磨製石斧(ませいせきふ)、すり石、削器(さっき)が出土(しゅつど)しています。
大昔、旧石器時代(きゅうせっきじだい)には四国と本州は陸つづきで、瀬戸内海(せとないかい)はありませんでした。旧石器時代(きゅうせっきじだい)の終わりごろには、地球が暖かくなり、海面が上がってきました。そして、縄文時代(じょうもんじだい)が始まってしばらくたった1万年前ごろになると、太平洋(たいへよう)の海水が流れこんで、瀬戸内海(せとないかい)ができました。8000年前には、海水面が今より3m下まで入ってきました。このような瀬戸内海の変化とともに残されたのが、この貝塚(かいづか)です。

青文字の用語の解説は、用語集ページ

  • 遠景

    遠景

  • 砂洲

    砂洲

  • 発掘調査のようす(1988年)

    発掘調査のようす(1988年)

戻る
error: コンテンツは保護されています
ページトップへ戻る