香川県

ナカンダ浜遺跡

なかんだはまいせき

所在地香川県坂出市沙弥北通り外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

瀬戸大橋(せとおおはし)がかかる、小さな島の遺跡(いせき)です。入り江にたまった砂浜の上にある、縄文時代前期(じょうもんじだいぜんき)から晩期(ばんき)まで、約4500年間つづいた、島々の中心的なムラでした。遺跡(いせき)から、狩(か)りの道具である石槍(いしやり)や動物の骨(ほね)、魚をとる網(あみ)につける石のおもりや魚の骨(ほね)、ドングリなどを加工する叩(たた)き石や石皿(いしざら)などが出土(しゅつど)して、当時の人々が食べていたものやそれをとるための道具がわかります。不思議(ふしぎ)なことに、海辺なのにつり針がみつかりません。入り江に網(あみ)をたて、海の水がみちたり、ひいたりするのを利用して、網(あみ)で魚を囲い込んでとったと考えられます。ここには、貝塚(かいづか)もありません。入り江の両側は岩が多い海岸で、貝があまりいなかったようです。後ろの山がせまいので、狩(か)りやドングリひろいのために、平野の山林まで丸木舟(まるきぶね)で渡ったのでしょう。遺跡(いせき)では、弥生時代(やよいじだい)の生活の道具や、古墳時代(こふんじだい)に塩をつくった釜跡(かまあと)も残されています。

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  • 遠景

    遠景

  • 奥に瀬戸大橋を望む

    奥に瀬戸大橋を望む

  • 西からのながめ

    西からのながめ

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