高知県

不動ヶ岩屋洞窟遺跡

ふどうがいわやどうくついせき

所在地高知県高岡郡佐川町西山1237-8外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

石灰岩(せっかいがん)の洞窟(どうくつ)の中で、縄文時代(じょうもんじだい)の土器(どき)、石器(せっき)、骨角器(こっかくき)、アクセサリーがみつかりました。洞窟(どうくつ)は、なかに入ると右に曲がったり、左に曲がったりして奥(おく)まで続いていますが、いまは天井(てんじょう)がくずれていて、奥(おく)まで行くことができません。石器(せっき)は、槍(やり)の先につける有舌尖頭器(ゆうぜつせんとうき)など狩(か)りの道具で、遺跡(いせき)のまわりで取れるチャートで作られているものが多く、中には大分県(おおいたけん)の姫島(ひめしま)の黒曜石(こくようせき)や、香川県(かがわけん)のサヌカイトで作られたものも含(ふく)まれています。アクセサリーは、タカラガイやイモガイで作られたものです。これらの貝は海でとれるものなので、土佐湾(とさわん)でとってきたのでしょうか。夏の洞窟(どうくつ)のなかは、ひんやりとしていて、意外(いがい)に住みやすかったかもしれません。

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  • 洞窟内からの風景

    洞窟内からの風景

  • 縄文土器のかけら

    縄文土器のかけら

  • 尖頭器(左)、矢じり(中)、石斧(右)

    尖頭器(左)、矢じり(中)、石斧(右)

現在の様子現地は、見学できますが、古い遺跡(いせき)のため、中に入るときは十分にご注意ください
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