宿毛貝塚(すくもかいづか)は、1891(明治24)年に寺石正路(てらいしまさみち)という地元の研究者(けんきゅうしゃ)によって発見されました。宿毛貝塚(すくもかいづか)は、四国で初めて発見された縄文時代(じょうもんじだい)の貝塚(かいづか)です。現在の海岸線からは少しはなれていますが、当時はすぐ近くまで海がせまっていました。土器(どき),石の斧(おの),石の矢じり,魚をとる網(あみ)につける石のおもり,叩き石(たたきいし ドングリなどを割(わ)る石),玦状耳飾(けつじょうみみかざ)り,貝でつくったうで輪(わ),鹿角(ろっかく)製のヤスなどがみつかっています。また、クボガイ,スガイ,アマガイ,タニシ類,ウミニナ,マガキガイ,ツメタガイ,アカニシ,イボニシ,テングニシ,ハイガイ,マガキ,ニホンシジミ,ハマグリ,オキシジミなどの貝の他に、タイの骨(ほね),イノシシ,シカの骨(ほね)などもみつかっています。貝塚(かいづか)は、縄文人(じょうもんじん)が何を食べていたかを教えてくれています。また、貝塚(かいづか)には、埋葬(まいそう)された人骨(じんこつ)もみつかっています。
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近景
出土した貝類
出土した獣骨(じゅうこつ)
現在の様子 | 現在は、公園として整備され、案内看板があります |
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