龍河洞(りゅうがどう)は、日本三大鍾乳洞(しょうにゅうどう)の1つで、国の天然記念物(てんねんきねんぶつ)・史跡(しせき)に指定(してい)されています。龍河洞(りゅうがどう)の出口の近くで、弥生時代(やよいじだい)の土器(どき)がみつかっており、寝泊(ねと)まりしていた跡(あと)と考えられています。ただ、洞窟(どうくつ)の中で生活していたわけではなく、山でしか手に入らないものを採(と)るために、数日間過ごしたのでしょう。また、この洞穴(どうけつ)には、「神の壺(つぼ)」とよばれている、高知県(こうちけん)で最も有名な弥生土器(やよいどき)があります。それは、水をくむために立てかけていた壺(つぼ)で、鍾乳石(しょうにゅうせき)に包みこまれ、約2000年間そのままの状態で置かれていました。このような状態でみつかった土器(どき)は、日本で他にありません。
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発見された住居跡
日本の「三大鍾乳洞」の一つ
水くみ場であったとされる「神の壷」
現在の様子 | 現在は、国指定史蹟天然記念物「龍河洞」として見学できます。ただし、入場するには料金が必要です |
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