気延山(きのべやま)から伸びる尾根(おね)につくられた前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)です。後円部(こうえんぶ)には、たて穴式石室(たてあなしきせきしつ)があり、なかに木棺(もっかん)がおかれていました。木棺(もっかん)のなかには、銅鏡(どうきょう)や鉄器(てっき)・くだ玉が副葬(ふくそう)されていました。また、前方部(ぜんぽうぶ)のしゃ面から、三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)というタイプの銅鏡(どうきょう)が3枚出土(しゅつど)しました。これらの鏡(かがみ)は、木棺(もっかん)の中には収(おさ)められておらず、元の位置はわかりませんが、県内で初めての三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)となりました。
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現在の様子 | 現在は、徳島市史跡(しせき)公園となっており、見学することができます。 |
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