米代川(よねしろがわ)の河口から南に10kmほどはなれた、古い砂丘(さきゅう)の上にある遺跡(いせき)です。石器(せっき)が集中する4つのまとまりがみつかり、そこからナイフ形石器(せっき)や彫刻刀形石器(ちょうこくとうがたせっき)、それを作った頁岩(けつがん)のかたまりなどがみつかりました。狩(か)りなどに使った石器(せっき)は、使うごとに切れ味が悪くなりますが、この遺跡(いせき)の彫刻刀形石器(ちょうこくとうがたせっき)は、刃の部分を叩いて割って、何度も刃をつくり直したことがわかりました。4つのまとまりは、石器(せっき)を作り、狩(か)りでつかまえた動物の解体(かいたい)などの作業をおこなった場所だったようです。
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南から見た全景
ナイフ形石器
ナイフ形石器と彫器の出土状況
現在の様子 | 現地は、国道7号線、琴丘・能代道路の八竜インターチェンジ部分にあたり、遺跡(いせき)は工事によって消滅しました |
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