米代川(よねしろがわ)上流の台地にある、縄文時代前期(じょうもんじだいぜんき)のムラの跡(あと)です。住居(たて穴建物)の跡(あと)79軒(けん)や墓穴(はかあな)45基(き)、貯蔵(ちょぞう)用の穴171か所がみつかり、この地域の中心となるムラだったと考えられます。たて穴建物は、長さが13m以上もある大型のものもあり、ムラの集会場のような建物だったようです。ムラのまわりは沢で区切られていますが、その沢にとてもたくさんの土器(どき)や石器(せっき)が捨てられていました。また、墓穴(はかあな)の中から人骨(じんこつ)はみつかりませんでしたが、矢じりや斧(おの)など、遺体(いたい)とともに埋(う)められた、たくさんの品々がみつかりました。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ
たて穴住居の跡が密集して発見された
彫刻クルミ
捨て場
現在の様子 | 現地は、国道103号線、大館南バイパスの池内インターチェンジの建設(けんせつ)で消滅(しょうめつ)しました |
---|