福島県文化財（ふくしまけんぶんかざい）センター白河館（しらかわかん／愛称「まほろん」）の敷地（しきち）にある遺跡（いせき）です。発掘調査（はっくつちょうさ）したところ、3万年前に鹿児島県（かごしまけん）の火山が噴火（ふんか）した時のＡＴ火山灰（かざんばい）の上と下から旧石器時代（きゅうせっきじだい）の石器（せっき）がまとまって見つかりました。
火山灰（かざんばい）の上から見つかった石器（せっき）のまとまりは、約2万5千年前から3万年前の間に残されたもので、山形県（やまがたけん）に多い頁岩（けつがん）という石を材料としています。火山灰（かざんばい）の下から見つかった石器（せっき）は、約3万年前から3万5千年前のものと思われ、地元でとれる凝灰岩（ぎょうかいがん）などを材料としています。割（わ）られた石どうしがくっつくので、この場所で石器（せっき）が作られたことがわかります。これらの石器（せっき）は、遺跡（いせき）に隣接（りんせつ）する「まほろん」で見ることができます。

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