国史跡に指定された「清戸廹横穴(きよとさくよこあな)」は、300基(き)以上ある清戸廹横穴墓群(きよとさくよこあなぼぐん)の中の「76号横穴墓(よこあなぼ)」のことです。1967年に発掘調査(はっくつちょうさ)が行われ、玄室(げんしつ)の奥の壁に、色でぬった壁画(へきが)が描(えが)かれているのが発見されました。
この横穴墓(よこあなぼ)が作られた年代は、7世紀前半と考えられています。赤い色の壁画(へきが)は、渦巻(うずまき)の左右に、冠(かんむり)のような帽子(ぼうし)をかぶった人が2人、さらに、馬に乗る人、弓を射(い)る人、シカ、イヌなどの動物などが描(えが)かれています。
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清戸廹76号横穴の壁画
壁画イメージ
76号横穴の位置
現在の様子 | 現在、76号横穴墓(よこあなぼ)は、福島第一原子力発電所(ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ)の事故の影響(えいきょう)により、立入禁止となっています |
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