太平洋につきだす広田半島（ひろたはんとう）の先端（せんたん）、海をみおろす場所につくられた縄文時代（じょうもんじだい）の貝塚（かいづか）です。遺跡（いせき）全体に、長い年月の間に、海からの風で運ばれた砂がつもっています。明治（めいじ）時代から人骨（じんこつ）がたくさん出土（しゅつど）することで注目されており、赤く塗（ぬ）られているなどのめずらしい人骨（じんこつ）も発見されています。人骨（じんこつ）の他には、土器（どき）、石器（せっき）、骨角器（こっかくき）、動物の骨（ほね）などが多く出土（しゅつど）しています。貝塚（かいづか）は、縄文時代（じょうもんじだい）だけでなく、弥生時代（やよいじだい）や平安時代（へいあんじだい）にも続いており、特に縄文時代（じょうもんじだい）は、はじめから終わりまで連続して貝塚（かいづか）がつくられていたことが確認（かくにん）されています。

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