古墳時代前期(こふんじだいぜんき)の終わりごろから中期のはじめごろににつくられた前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)で、宮城県(みやぎけん)内では名取市(なとりし)にある雷神山古墳(らいじんやまこふん)の次に大きい古墳(こふん)です。
1975年から1982年にかけて発掘調査(はっくつちょうさ)がおこなわれ、後円部(こうえんぶ)から竹を割(わ)ったような形の木棺(もっかん)2つと、碧玉(へきぎょく)製のくだ玉、ガラス製(せい)の小玉、漆塗(うるしぬ)りの竪櫛(たてくし)などが見(み)つかりました。この古墳(こふん)に眠(ねむ)っているのは、昔(むかし)仙台平野(せんだいへいや)を支配した有力者(ゆうりょくしゃ)と考えられています。
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全景
主体部の2つのお墓
主体部の調査状況