旧石器時代(きゅうせっきじだい)に、珪質頁岩(けいしつけつがん)という石器(せっき)づくりに適(てき)した石がとれる場所の近くで、石器(せっき)をつくった遺跡(いせき)です。珪質頁岩(けいしつけつがん)は、遺跡(いせき)のま下を流れる大入間川(おおいりまがわ)でとれます。発掘調査(はっくつちょうさ)で、動物をつかまえるヤリの先につけたり切る道具として使われたナイフ形石器(せっき)をはじめとするさまざまな石器(せっき)、石器(せっき)をつくる時にできたカケラが2万点以上も出土(しゅつど)しました。完成された石器(せっき)の量に対して、石器(せっき)をつくる時にできる石のカケラの量がひじょうに多いのは、石器(せっき)づくりをしている遺跡(いせき)の特徴(とくちょう)です。石器(せっき)をつくる材料となる大きな石のかたまりと、それを割(わ)ってつくった石器(せっき)や石のカケラがくっつくことも多く、石器(せっき)の作り方が分かる、よい資料(しりょう)となっています(「うちのお宝ベスト5」もみてね)。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ
遠景
石器
石器が出土したときのようす
現在の様子 | 現地は、畑地になっていて説明看板などはありませんが、見学はできます |
---|