越中山遺跡(えっちゅうやまいせき)は、旧石器時代(きゅうせっきじだい)の遺跡(いせき)がたくさん集まっているところです。A遺跡(いせき)は、1958年に東北地方(とうほくちほう)で初めて旧石器時代(きゅうせっきじだい)の発掘調査(はっくつちょうさ)がおこなわれた遺跡(いせき)です。5遺跡(いせき)では、北海道とも共通する作り方でつくった石器(せっき)が出土(しゅつど)しています。また、K遺跡(いせき)では、近畿(きんき)地方を中心とする西日本に特徴的(とくちょうてき)な作り方でつくった石器(せっき)が出土(しゅつど)しました。いろいろな種類の石器(せっき)があるだけでなく、石器(せっき)をつくる材料の石も、遠くから運ばれてきたと思われる石があり、当時の人々が広い距離(きょり)を移動(いどう)していたことがわかり、当時のこの地域(ちいき)の特徴(とくちょう)を考えるうえで、重要(じゅうよう)な遺跡(いせき)です。
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遺跡群の遠景
調査状況
越中山K遺跡から出土した石器群
現在の様子 | 現在、低い位置にあるA遺跡(いせき)に説明看板があります。また、少し高くなったところにあるS遺跡(いせき)、K遺跡(いせき)も含め、現地はその多くが畑地となっており、見学できます |
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