kid's考古学新聞コンクール kid's考古学新聞コンクール

2025年度「第6回kid’s考古学新聞コンクール」には、

<5・6年の部>70点、<チャレンジの部>12点の合計82点の応募(おうぼ)がありました。
審査(しんさ)の結果(けっか)、各 受賞作品(かく じゅしょうさくひん)が
決定いたしました。

ご応募(おうぼ)いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
入賞作品(にゅうしょうさくひん)ほか 27点は、
【全国巡回展(ぜんこくじゅんかいてん)】でも展示(てんじ)されます
全国子ども考古学教室

結果発表

作品の画像をクリックすると
PDFで閲覧できます

チャレンジ応募の部
最優秀賞

No.25-C005

あおいの
古墳探検新聞

坂 逢桜生さん 岐阜県 岐阜市立合渡小学校 4年
10ケ月で351基の古墳をまわるなんて、すごいですね!しかも、本や博物館で調べて、いろんな先生に話を聞くだけでなく、チェックシートできちんと記録をとっていることがすばらしい!自分の体で測ったり、模型を作ってみたり、見学した古墳の地図を作ってみたり…すでに考古学者のレベルです。古墳や遺跡からどんな景色が見えるか、なぜそこの場所に作られたのかを考えるのは楽しいね。
優秀賞

No.25-C003

縄文定食 虎の巻
  
宮谷 晴香 さん 神奈川県 横浜市立矢上小学校 3年
タイトルのつけ方や巻物のようなデザインもおもしろいし、写真・イラストをうまく使っています。レシピやインタビュー記事があったりして、新聞作りが上手だなぁと思いました。縄文の村の定食屋さんをおとずれたような楽しい気持ちになりました。縄文時代の「調味料」って? 塩は、あったのかなぁ? どんな食器(土器)をつかったんだろう?…知りたいことがどんどん増えていきますね。
               
縄文貝塚探検にワクワクしたで賞

No.25-C011

縄文探険 創刊号
大塚 史翔さん 東京都 豊島区立駒込小学校 3年
貝塚は、たしかにタイムカプセルですね。なぜかというと、酸性土壌と何万年も前から降り続く酸性雨で、角や骨はのこりにくいのに、貝塚は貝殻からカルシウムがとけだして、動物や魚の骨、そして貝輪までよくまもってくれるから。すばらしい新聞になりました。自分がくらす地域の遺跡を調べてみると、毎日の景色も違ってみえてくるでしょう。考古学への愛情が伝わってくる新聞になっています。
  
家形はにわ愛が
あふれでていたで賞

No.25-C006

家形はにわ新聞 第2号
福田 あづさ さん 三重県 津市立立成小学校 3年
家形はにわをテーマに、楽しい新聞ができましたね。「はにわ記者が行く」の会話がとってもおもしろかったし、三重べんの説明など、色々工夫されているので感心しました。kid’sでお友だちができたこともうれしい報告でした。「たて書き」と「よこ書き」があって読むときにまよってしまったので、新聞の段組みを参考に作るとレベルアップしますよ。次回の「古代人新聞」も楽しみにしています。
            
がっばった賞

No.25-C007

大型掘立柱建物の秘密に迫る!
~三内丸山遺跡新聞~
大畠 一真さん 神奈川県 横浜市立矢部小学校 4年
昔の人は、太陽をどのように見ていたんだろうね。「謎に迫る」というスタンスが、考古ボーイらしくていいですね。遺物(いぶつ)や遺構(いこう)は何も語らない、と思っていたら、一真さんは遺構に語らせました。のこった資料を丹念(たんねん)に見て、よく考えて、世界にのこる類例(るいれい)と比較(ひかく)して。これこそ、考古学の正攻法(せいこうほう)です。次回も楽しみにしています。
             
がっばった賞

No.25-C004

なろう! 考古学者新聞
      だい2号
久家 慎司さん 鳥取県 米子市立弓ヶ浜小学校 2年
「はにわてん」で見た「けいこうぶじん」5人兄弟に会話をつけたり、地元米子で出土した勾玉をいれたり、なかでも「ぼく(しんじ)のふきだし」は、おもしろいアイデアでしたね!自作のぶ人が完成したら教えてください。ぜったい見たいです。おなじようなモノを集めて、並べて、くらべてみる、というのは、考古学研究の基本なので、タイトルにふさわしい切り口です。とても楽しい新聞ができましたね。
             
がっばった賞

No.25-C001

ちょうれきし新聞
<青塚古墳へん>
今枝 巧さん 愛知県 犬山市立犬山南小学校 3年
青塚古墳は、ほんとうに美しい古墳ですね。戦国時代(せんごくじだい)に古墳が城(しろ)として利用されたという話は各地にありますが、青塚もそうだったんですね。古墳と戦国時代のとりでの共通点(きょうつうてん)におよぶ洞察力(どうさつりょく)は、ただものではありません。そして「古墳のれきしを未来につなげていきたい」という、まとめのメッセージに拍手喝采(はくしゅかっさい)!歴史好きな人たちみんなが読みたくなる新聞です。
             
がっばった賞

No.25-C010

はっくつちょうさ
インタビュー
末光 明大さん 京都府 京都市立元町小学校 1年
歴史の本もたいせつですが、古墳や遺跡は、本にはかいていない、いろいろなことがわかるので、未来にのこしておかなくてはいけない、たいせつな宝ですね。たくさん知りたいときは、むかしのものをみたり、研究している人の話を聞きに行ったり、本を読んだりします。新聞をかくために、明大さんは全部やりました。そして歴史の本を、未来にのこしたいと考えている――とてもすばらしいです。
             
がっばった賞

No.25-C008

古墳で見る時代新聞
山本 彩稀さん 滋賀県 彦根市立城西小学校 3年
古墳の形は、なんてふしぎでしょう。彩希さんは時代によって形がかわることに注目し、古墳時代をはじめからおわりまで調べてくれました。古墳の特徴の変化や、それぞれの代表的な古墳を紹介してくれて、勉強になりました。「はにこちゃん」と「こふん先生」のコンビもいいですね。7つの古墳を分かりやすく図でしめしてくれたので、知らない人にもよく伝わると思います。
             
がっばった賞

No.25-C012

土器新聞
中村 優人さん 神奈川県 小田原市立町田小学校 4年
土器は、冠や刀剣などの貴重品にくらべると地味ですが、考古学の研究をするときに、かならず勉強しておかねばならないものです。英語を勉強する時に「ABC…」を覚えるのと同じように、考古学の研究をする時には土器を勉強します。優人さんは、土器の底の痕跡に作業台やしきものを発見しました。これはすごい発見です。最後には、次の新聞作りへの意欲が感じられて、うれしいです。
             
がっばった賞

No.25-C002

ちきゅうこふん新聞
今枝 万織さん 神奈川県 犬山市立犬山南小学校 1年
「ちきゅうこふん」というタイトルが、ユニークですね。なぜこういうタイトルにしたのか、こふんが好きになったきっかけは?など、万織さんにインタビューしてみたくなりました。こふんの形をえがくのに定規(じょうぎ)をつかいこなし、とてもきれいでわかりやすい図(ず)をかきました。はにわがやよいどきの伝統にあったこと、すえきは焼き方がちがうこともよくわかる、とてもすぐれた新聞です。

がっばった賞

No.25-C009

はにわしんぶん
はにわをよくしろう。
三代澤 優さん 奈良県 奈良学園小学校 1年
はにわは、とってもおもしろい!なぜって、いろいろなはにわがあるから。はにわって、なんのためにつくられたのでしょうか?こだいの人たちは、なぜ、シカやふねのはにわをつくったのでしょうか?しりたいですね。また、しらべて、おしえてください。はにわの絵がとてもうまくかけていました。これからも、たくさんスケッチしてくださいね。つづきのしんぶんを、たのしみにしています。


















5・6年生応募の部
最優秀賞

No.25-003

黒曜石バトル新聞
➡長野県 VS. 北海道

橋詰 麻央さん 新潟県 長岡市立四郎丸小学校 5年
両親のルーツを元に新聞を作ろうと考えた、麻央さんの発想に驚きました。タイトルや小見出しの付け方がとても上手なのでワクワクします。絵がとても上手で、レイアウトのバランスもよく、見ているだけで楽しく、読んで分かりやすい、完成度の高い新聞だと思います。黒曜石が、北海道から新潟へ、さらにロシアへと旅をしていたことを、この新聞で読んで初めて知る人は多いんじゃないかな。
優秀賞

No.25-004

船来山の宝玉たち
古代の人々が大切にしたもの
菊地 充さん 岐阜県 本巣市立真桑小学校 5年
この新聞を読むと、古代の人たちがどんな物を作って、どんな物を大切にしていたのかが分かりやすく伝わってきました。本当は、まだまだたくさんの物があるんだろうなぁと、想像させられました。紙面の使い方が上手で、たくさんの記事があるにもかかわらず、読みやすく工夫されていて感心しました。特に「ガラス玉」の記事は、文字や図のうまさもあって素晴らしい出来栄えです。

ジュニア考古学博士賞

No.25-005

お気に入りの遺物レプリカを作ろう
河野 日香さん 和歌山県 和歌山市立川永小学校 6年
日本に一つしかない珍しい形の土器は複雑なのに、自分で作ってみたのがすごい!それも、考古学の専門家がかく図面をみて自分で設計図を作ったなんて、これはもう考古学を専攻する大学生のようです。さらに感心したのは、土器を作っただけでなく、土器が出土した場所を確かめに行ったこと。モノの観察だけではなく、そのモノが、どこで、どんなふうにみつかったか、が とても重要なのです。








入 賞

No.25-006

下野谷 縄文物件新聞
山中 千緒さん 東京都 早稲田実業学校初等部 6年
現代人と同じように「どんな場所が暮らしやすいか」を縄文人も考えていたことでしょう。だから、不動産の情報みたいに「縄文物件」という表現を使ったところがとてもユニーク。「川近・森近・台地の上」が下野谷遺跡の良い条件なのだとしたら、他の縄文のムラでもそれと同条件かどうかを比較するとさらに興味深いです。「天声(縄文)語」や「SDGS~縄文物件」等、ライターの才能もあるね!

入 賞

No.25-164

縄文から弥生の動物
&骨角器について‼
福庭 唯菜さん 鳥取県 米子市立明道小学校 6年
私たちと同じように、いろいろな哺乳類がみじかに生きています。縄文人や弥生人は、これを見逃さなかった。遺跡からみつかる骨がその証拠です。古代人の知恵はすごいですね。唯菜さんは、骨に着目して、縄文人や弥生人が、動物を、肉を食べるだけでなく、骨や角や毛皮を利用していたことに気づきました。とてもいい視点でしたね。新聞作りの約束が守られていて、全体的に完成度が高いです。

入 賞

No.25-007

貝文化のファッションリーダー
       広田人
川原 維記さん 鹿児島県 南種子町立島間小学校 6年
美しい貝のアクセサリーがたくさん出土したことで有名な広田遺跡は、ロケット発射場が見える場所で、超未来と超過去が同居しています。その特徴をわかりやすく、上手にまとめてくれました。丸木舟で沖縄まで行くなんて、とても勇気がいることですし、10㎏もの貝のアクセサリーをつけていたことに驚きました。維記さんが、貝さじとペンダントを作ってくれたことで、当時の技術や苦労も伝わってきました。これからも美しい海と遺跡を大切にしてください。

入 賞

No.25-165

むきばんだ しんぶん
藤田 紗衣さん 鳥取県 米子市立明道小学校 6年
弥生時代の大きなムラは、平地につくられることが多いのですが、妻木晩田遺跡は、山の上にあって、ムラが森に囲まれています。「森の利用」に目をつけたのは、その特徴を伝えるのに格好の着眼点でした。樹木の利用方法や特徴を書いてくれたのもよかったです。1本の木や1個の石が、弥生時代の人々の生活に不可欠だったことを知るのは、現代の人にとっても大切なことだと感じました。

入 賞

No.25-166

鏡のもようのヒミツ新聞
藤原 玲良さん 鳥取県 米子市立明道小学校 6年
鏡のイラストを見て、驚きました。すべて手描きで、鏡の細部と質感がみごとに表現されているからです。鏡の微細な文様は、それぞれに重要な意味が込められているのですが、それぞれの鏡の特徴をよくとらえています。地元(鳥取・島根)で出土した古墳の名前を書いて、ふるさとの歴史とリンクさせている点が良かったです。「経塚」の記事もおもしろく、読んでいてワクワクしました。
  
入 賞

No.25-001

古代の食 新聞
西𦚰 大智さん 京都府 京都市立醍醐小学校 5年
竹林整備プロジェクトに参加したことから、野生動物の「命をありがたくいただく」古代人の食にたどりついたところがスゴイ!縄文人は、じつに多くの動物、鳥、魚を食べていましたが、農耕を始めると、狩りで捕る動物も漁でつかまえる魚もすごく少なくなり、特定の種類を集中してとるようになり、弥生時代になると大きな貝塚はなくなります。昔を見て現代を考える――すばらしいですね。

入 賞

No.25-150

むきばんだ 遺跡探検新聞 上田 莉々香さん
鳥取県 米子市立明道小学校 6年
「妻木晩田遺跡」の名前の由来はよく聞かれるので、説明してくれてよかったです。山の上の村なのに、漁具がみつかっているのがおもしろいですね。わざわざ海まで魚をとりにいったのでしょうか。莉々香さんはどう思いますか?弥生時代には村があったけれど、古墳時代のはじめには消えてなくなり、山の上に古墳が作られます。写真の使い方も効果的。手作りのまが玉は本物よりステキです。

入 賞

No.25-156

古代新聞 佐野 市夏さん
鳥取県 米子市立明道小学校 6年
建物と道具に着目して、教科書にのっていない「旧石器時代」から、縄文時代、弥生時代と順番に、それぞれの時代の建物と道具を紹介してくれて、まさに「くらしの変化」がよくわかる新聞でした。しだいにムラができて、洞窟から建物へ、防御的なムラへ、道具の材料が石から金属へと移っていきましたね。記事の中で、大切な言葉は赤字で書いたり、太字にしたりという工夫もよかったです。
入 賞

No.25-009

弥生新聞 道田 侑佳さん
宮崎県 門川町立門川小学校 6年
日本列島でお米作りが本格的に始まったのが、弥生時代。食べ物が豊富になったはずなのに、戦争が始まってしまった。人間の争いは、弥生時代の米作りから始まったのですね。その事実を、多くの6年生に伝えたいという侑佳さんの記事を読んで思いました。今でも土地の取り合いをしている国があることについて、考えさせられます。青銅器は美しいのですが、武器に使われたと思うと、青銅器の見方も変わります。重いテーマに気づかされました。
入 賞

No.25-159

縄文土器新聞 西谷 奏志さん
鳥取県 米子市立明道小学校 6年
「縄文土器」に正面から取り組んで、簡潔にまとめてあります。奏志さんは、複雑なものごとをきちんと整理して理解する力が、とても優れているのだと感心しました。各時期の土器のことをよく調べて、その特徴をうまく絵にしましたね。早期の土器の底はとがっています。どうやって固定して煮炊きに使ったんだろう。中期の土器は装飾が豪華になります。この続きも調べてみてくださいね。
入 賞

No.25-010

弥生時代のくらし新聞 松本 莉音さん
宮崎県 門川町立門川小学校 6年
弥生時代の食事と現代の食事は、お米を食べるという点は似ているけれど、違うところもたくさんあります。どんなところが違っていたのか、ぜひ調べてみてください。最近の研究で、その頃、気候変動があって、お米が思うように取れなかったことがわかってきました。それを解決したときにあらわれたのが、卑弥呼のようです。どうして戦争が終わったのか、とっても知りたいですね。莉音さん野考えた新聞の中のキャラクター「卑弥呼」は、生き生きとしています。
入 賞

No.25-126

鳥取県西部の弥生人
衣・食・住 新聞
鎌田 悠雅さん
鳥取県 米子市立明道小学校 6年
イラストを上手に使って、むきばんだ村の弥生人の生活をわかりやすく説明してくれました。絵で感心したのは、弥生人の絵が「V」ネックになっていたことです。弥生時代の機織りの技術では、幅の広い布を織ることができませんから「V」ネックになったはずです。また、例えばシカはいろいろな部分からなっていて、それぞれがどう役に立つかを、悠雅さんは複眼的な視点で仕上げました。だからすごい新聞が生まれました。

応募(おうぼ)してくれたみなさん、ありがとうございました!

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