のぞいてみよう!みんなの遺跡体験 投稿コーナー

地震痕跡(こんせき)をもつ遺跡や古墳を入れたハザードマップの作成

古墳太子みっちー

2025.04.20

遺跡(いせき)や古墳(こふん)の発掘調査(はっくつちょうさ)により、過去(かこ)の災害(さいがい)の痕跡(こんせき)がみつかることがあります。中(なか)には〇〇年に起(お)こった「〇〇地震(じしん)」と、地震(じしん)の年代(ねんだい)が推定(すいてい)される痕跡(こんせき)もあります。過去(かこ)に起(お)きた災害(さいがい)の規模(きぼ)や被害状況(ひがいじょうきょう)を知(し)ることができるのです。

僕(ぼく)は、古墳(こふん)のことを調(しら)べるなかで、古墳(こふん)に地震(じしん)の痕跡(こんせき)が刻(きざ)まれていることを知(し)りました。そして、この痕跡(こんせき)が「この土地(とち)に地震(じしん)がまた起(お)こる可能性(かのうせい)がある。人(ひと)は災害(さいがい)が起(お)こったことは忘(わす)れがちではあるが、決(けっ)して忘(わす)れてはいけない。来(き)たるべき災害(さいがい)に備(そな)えよ」と古墳(こふん)からのメッセージなのではないかと思(おも)うようになり、現代(げんだい)の防災(ぼうさい)に役立(やくだ)てることは可能(かのう)なのか、考(かんが)えるようになりました。

そこで、地震(じしん)の痕跡(こんせき)を持(も)つ遺跡(いせき)や古墳(こふん)の位置(いち)を入(い)れた、わかりやすいハザードマップを作(つく)ってほしいと考(かんが)えました。全国(ぜんこく)の地方自治体(ちほうじちたい)で作(つく)るハザードマップと重(かさ)ね合(あ)わせることにより、より有効(ゆうこう)な災害(さいがい)の予測(よそく)ができるのではないかと思(おも)います。
試(ため)しに兵庫県(ひょうごけん)の地震(じしん)ハザードマップに、南海地震(なんかいじしん)と推定(すいてい)されている地震痕跡(じしんこんせき)をもつ遺跡(いせき)や古墳(こふん)を入(い)れてみました。

また、被災(ひさい)していない兵庫県内(ひょうごけんない)の遺跡(いせき)や古墳(こふん)も重(かさ)ねました。今後(こんご)、被災(ひさい)する可能性(かのうせい)の高(たか)い遺跡(こんせき)や古墳(こふん)もわかるため、防災(ぼうさい)へつなげることも可能(かのう)になると思(おも)います。

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