福井県

小羽山30号墓

おばやま30ごうぼ

所在地福井県福井市小羽町外部リンクGooglemap

主な時代弥生時代

山陰(さんいん)地方とのつながりを証明する四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)のお墓で、北陸地方では古いものです。30号墓は、平野部につきでた丘の上に連なる小羽山墳墓群(おばやまふんぼぐん)の中で一つで、墳丘(ふんきゅう)は26m×22mの長方形で、高さは2.7mもあり、墳墓群のなかではいちばん大きい墓(はか)です。その内部には、たて5m、よこ3mの穴が掘られており、その中に長さ3.5mの箱型(はこがた)の木棺(もっかん)が置(お)かれていました。棺(かん)の中からは、ガラス製のまが玉碧玉(へきぎょく)製のくだ玉がたくさん出土し、朱(しゅ)があたり一面をおおっていました。この墓(はか)は、山陰(さんいん)地方と関係した、この地域の有力者のお墓(はか)と考えられています。

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