古くから重要な港として知られた敦賀湾(つるがわん)を見おろす尾根(おね)の上に作られた古墳群(こふんぐん)で、向出山古墳群(むかいでやまこふんぐん)3基(き)と明神山古墳群(みょうじんやまこふんぐん)5基(き)からなります。古墳群の作られた時期は、4世紀から6世紀ごろです。古墳群(こふんぐん)の中でいちばん大きいのは向出山1号墳(むかいでやま1ごうふん)で、5世紀後半につくられたと考えられます。墳丘(ふんきゅう)の直径は60m、高さ9mの大型の円墳(えんぷん)です。古墳には2つのたて穴式石室があり、その中から銅鏡(どうきょう)や金メッキをした甲(よろい)や冑(かぶと)などの武具(ぶぐ)、玉類や鉄の刀(かたな)など、たくさんの副葬品(ふくそうひん)が出土(しゅつど)しました。
※青文字の用語の解説は、用語集ページへ