標高(ひょうこう)約140mの象鼻山(ぞうびさん)に登ると、濃尾(のうび)平野を見わたすことができます。その山頂から中腹(ちゅうふく)に、弥生時代(やよいじだい)の終わりから古墳(こふん)時代(こふんじだい)にかけて、70基(き)ほどの墳墓(ふんぼ)が作られています。古墳群(こふんぐん)でもっとも大きい1号墳は、3世紀末につくられた全長40mの前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)です。このほか、多くの墳墓(ふんぼ)が方形(ほうけい)ですが、円形(えんけい)の墓(8号墳)もまじるなど、弥生時代(やよいじだい)から古墳時代(こふんじだい)のお墓(はか)のうつりかわりが明らかになりました。このなかで、3号墳(さんごうふん)は、人が埋葬(まいそう)されたのではなく、祭りのための高台(たかだい)だと考えられています。
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象鼻山
古墳の分布図
1号墳遺物出土状況
現在の様子 | 現地は、遊歩道(ゆうほどう)から登って行けるほか、山頂(さんちょう)付近に案内板があります |
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