長野県

山の神遺跡

やまのかみいせき

所在地長野県大町市常盤7791-4 ほか外部リンクGooglemap

主な時代縄文時代

山の神遺跡(やまのかみいせき)は、北アルプスの餓鬼岳(がきだけ)の東のふもとにある「国営(こくえい)アルプスあづみの公園」の中にあります。公園を作る前におこなわれた発掘調査(はっくつちょうさ)で、約8000年前の縄文時代早期(じょうもじだいそうき)のお祭りの場が発見されました。大人のこぶしくらいの大きさから、人の頭ほどの大きさの川原石(かわらいし)を近くの川から拾(ひろ)い集めてきて、東西11m、南北9mに「コ」の字に並(なら)べました。この区画(あたり)から西をながめると、餓鬼岳(がきだけ)がみえます。この石の列を囲(かこ)むように、たて穴建物の跡(あと)などが発掘(はっくつ)され、ムラの広場でマツリを行っていたようすが想像(そうぞう)されます。どのようなお祭りを行なっていたのでしょうか?この遺跡(いせき)からは、「トロトロ石器(せっき)」と呼(よ)ばれる変わった形をした磨製石器(ませいせっき)が全国でもっとも多く41個みつかりました。縄文人(じょうもんじん)がマツリや祈りのために作られたのではないかと言われています。

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  • 公園内に復元された石列

    公園内に復元された石列

  •    出土した押型文土器

       出土した押型文土器

  •      トロトロ石器

         トロトロ石器

現在の様子現在、遺跡(いせき)は「国営アルプスあずみの公園」の大町・松川地区にある「アルプス大草原」の芝生(しばふ)の下に埋(う)め戻(もど)されています。芝生には、説明板のほか石のサークルがあり、面影(おもかげ)を見ることができます。出土品(しゅつどひん)は、「大町市文化財センター」で見ることができます
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