信濃川(しなのがわ)ぞいの丘(おか)の上に、小さな沢(さわ)をはさんでつくられた縄文時代(じょうもんじだい)の大きなムラです。住居跡や石組みの炉(ろ)がたくさん見つかっています。馬高遺跡(うまたかいせき)は縄文時代中期(じょうもんじだいちゅうき)の、地域の中心となるムラです。住居(たて穴建物)などが「U」字形に並びます。縄文土器(じょうもんどき)を代表する「火焔型土器(かえんがたどき)」が初めて発見された遺跡(いせき)として有名で、その土器(どき)は1990年に国の重要文化財(じゅうようぶんかざい)に指定(してい)されました。
三十稲場遺跡(さんじゅういなばいせき)は、縄文時代後期(じょうもんじだいこうき)に栄(さか)えた大きなムラです。棒(ぼう)のような道具で突(つ)き刺(さ)したような模様(もよう)のある土器(どき)や、縄文時代(じょうもんじだい)には珍しい蓋形土器(ふたがたどき)など、新潟県(にいがたけん)のこの時期を代表する土器(どき)が出土(しゅつど)しています。また、玉作りに使った玉砥石(たまといし)も出土(しゅつど)しており、ヒスイや滑石(かっせき)から、玉類(たまるい)をつくっていた様子がわかります。
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ほったて柱建物の復元
火焔土器
大型土偶