宮口古墳群(みやぐちこふんぐん)は、新潟県(にいがたけん)有数の古墳(こふん)の集中する地域(ちいき)である高田平野(たかだへいや)にあります。古墳時代終末期(こふんじだいしゅうまつき)の古墳(こふん)で、31基(き)の円墳(えんぷん)が確認(かくにん)でき、そのうち15基(き)が発掘調査(はっくつちょうさ)されています。
石室(せきしつ)は横穴式(よこあなしき)で、よい状態で残されていました。当時の古墳(こふん)をつくる技術(ぎじゅつ)などを考える上で貴重(きちょう)な資料(しりょう)です。石室(せきしつ)の中には、土師器(はじき)や須恵器(すえき)、アクセサリー、武具(ぶぐ)、馬具(ばぐ)などが副葬(ふくそう)されていました。アクセサリーには、ガラス玉やまが玉、金環(きんかん)などがあり、武器(ぶき)には金銅製(こんどうせい)の円頭大刀(えんとうたち)や鉄の矢じりなどがあります。
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古墳群の近景
石室のようす
出土品(宮口古墳)